お困りですか?

マイニングに必要なインターネットの通信速度

今回の記事ではインターネットの通信速度を取り上げて、マイニングにおける通信速度について解説します。

どのようなインターネット通信速度が推奨されるか説明する前に、レイテンシーや帯域幅といった基本的な用語について解説したいと思います。

ここでは水道管を例にとって説明します。インターネットのデータ通信は、パイプの中の水の流れに例えるとわかりやすいです。

レイテンシーとは?

レイテンシーとは、AからBへ行き、またAに戻るまでのデータ転送の速さのことで、この時間は通常ミリ秒 (ms) で測定されます。これはpingとも呼ばれ、パケットが宛先のマシンに到着して戻ってくるまでの時間、つまりラウンド・トリップを測定しています。

水道管に例えると、水が目的地に到達して戻ってくるまでにかかる時間がレイテンシーです。パイプが大きいか小さいかは関係ありません。重要なのは、いかに速く水が目的地に到達するかという点です。

帯域幅とは?

帯域幅とは、同時に転送できるデータ量のことです。通常、1秒あたりのメガビット (Mbps) 単位で測定されます。

水道管に例えると、パイプの中に同時に送ることができる水の量です。パイプの直径が広ければ広いほど、同時に運べる水の量は多くなります。パイプの直径が小さいほど、運べる水の量は少なくなります。

マイニングで使用するデータの種類は?

マイニングで使用する帯域幅は非常に低いです。マイナーが受信し、ストラタム (プール) に送り返されるパッケージのサイズは非常に小さく、送り返されるデータパケット (マイニングジョブ) のサイズは、数バイト程度です。

しかし、これらのデータパケット、つまりマイニングジョブの送受信は非常に速く行われる必要があります。もしジョブがストラタムやプールに送られるのが遅ければ、そのジョブは破棄され、陳腐化したリジェクトシェアとなります。リジェクトシェアには報酬は支払われません。

マイニングではレイテンシーが重要です。マイニングサーバーから遠く離れた場所にいる場合、陳腐化したリジェクトシェアの比率が高くなる場合があります。インフラがボトルネックになるなどで、レイテンシーが高くなる場合も同様です。こちらの記事で、マイニングにおいけるレイテンシーの重要性を解説しています。

暗号通貨マイニングに必要な最低通信速度は?

重要なのはレイテンシーです。例えば、モバイルホットスポットを使用すると、レイテンシーが高くなることがあります。アクセプトシェアのレイテンシーが70ms~100ms未満で、リジェクトされたステイルシェアがない限り問題はありません。ただし、ソフトウェアのアップデートや新しいバージョンをダウンロードする際に、問題が発生する可能性があります。

それ以外の点では、インターネット接続について、マイニングでの利用時に検討すべき要素はありません。様々なサービスを試してみるといいでしょう。比較的大きなマイニングファームであっても、2〜5Mbpsの通信速度があれば十分でしょう。

インターネットサービスの選択について疑問点がある場合は、最大のマイニングコミュニティである私たちのDiscordやRedditで、弊社の担当者や他のマイナーと意見を交換することができます!

執筆:
Marko Tarman
MarkoはNiceHashのマイニングマネージャーであり、コンテンツ・クリエーターです。彼は最初のASICがリリースされる前の2012年にマイニングを始め、GPUでBTC・LTC・VTCからDOGEまでもマイニングするようになりました。彼の座右の銘は「問題が99個あったとしても、ライザーの不具合がすべての原因だ」です。