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マイニングにおけるレイテンシーについて

この記事では、マイニングレイテンシーとは何か、マイニングにどのように影響を与えるかについて解説します。

レイテンシーとはなにか

レイテンシーとは、データパケットがある場所から別の場所に移動する際にかかる時間のことです。

ゲーマーの多くは、Pingについてよく知っていることでしょう。Pingとは、最初のアクションからデータを受信するまでにかかる時間のことです。Pingが高ければ、ゲーマーはラグに遭遇してパフォーマンスが低下します。Pingは低ければ低いほど良いです。Pingまたはレイテンシーの単位はミリ秒 (ms) です。

レイテンシーは実質的にこれと同じものです。厳密にはpingはサーバーに送る信号で レイテンシーはそのpingがサーバーに到達するまでの時間のことです。どちらも信号やパケットが、デバイスAからデバイスBに送られるのにかかる時間を示すことに使われます。

なぜマイニングでレイテンシーを計測する必要があるのか

マイニングにおいてなぜレイテンシーが重要なのかを理解するためには、まずマイニングの基本を理解する必要があります。

Proof of Workの記事で解説した通り、マイナーは受け取ったジョブに対して計算結果をプールに返します。

プールはマイナーに常にジョブを送信します。これらのジョブにはある種の期限があるため、これを過ぎると有効なシェアはリジェクトされます。

マイナーが十分に速くジョブを解決しても、シェアがプールに届くまでに時間がかかってしまうと、シェアはリジェクトされて廃棄されます。したがって、マイナーに報酬が支払われることはありません。マイナー報酬は、ここで説明するように、送信されたシェアとその難易度に基づいて支払われることを忘れないでください。

レイテンシーはマイニング収益に影響するか

レイテンシーが高いと、シェアがジョブの期限に間に合わずリジェクトされるため、マイナーに報酬が支払われず、マイニング収益にマイナスの影響を与えることになります。

NHOS

マイニングのレイテンシーはどの程度まで許容できるか

DaggerHashimoto (Ethereum) の場合、許容できるレイテンシは約70ms以下です。100ms~150ms程度なら許容可能ですが、シェアがリジェクトされる危険性が高まります。レイテンシーは低ければ低いほどいいのです。

なお、許容できるレイテンシーは、アルゴリズムや暗号通貨によって異なる場合があります。ジョブを高速に変更するアルゴリズムでは、より陳腐化によってリジェクトされやすくなります。このようなアルゴリズムでは、さらに低いレイテンシーが要求されます。そのため、陳腐化によってリジェクトされたシェア (stale rejected shares) を時おり確認することが大切です。以下で、陳腐化によってリジェクトされたシェアの確認方法を紹介します。

マイニングのレイテンシーを下げるには

まず、リグマネージャーで陳腐化によってリジェクトされたシェアを確認することをお勧めします。以下の手順で拒否されたstale shareを確認できます。

  1. 「リグマネージャー」で「履歴と統計データ」を表示する
  2. 下にスクロールしてマイニング履歴のグラフを表示する
  3. ステータス表示 DaggerHashimoto (や、その他のアルゴリズム) を選択する
  4. グラフ下部で「Rejected (stale)」のみを選択する

リジェクトのパーセンテージを観察してみましょう。1%以下であれば素晴らしいです。

もしリジェクトが1%以上ある場合は、接続するstratumを変更する必要があります。QuickMinerは初回起動時に自動的にこれを行います。QuickMinerはこちらからダウンロードできます。

NiceHash Minerをご利用の方は、以下の手順でマイニング先を変更できます。

  1. NiceHash Minerを起動する
  2. 「General settings」を開く
  3. 「Service Location」に移動する
  4. 物理的に最も近いロケーションを選択する

いつでも私たちのコミュニティに参加して意見交換をすることができます!NiceHashの代表や何千ものマイナーとDiscord serversubredditでチャットできます。

執筆:
Marko Tarman
MarkoはNiceHashのマイニングマネージャーであり、コンテンツ・クリエーターです。彼は最初のASICがリリースされる前の2012年にマイニングを始め、GPUでBTC・LTC・VTCからDOGEまでもマイニングするようになりました。彼の座右の銘は「問題が99個あったとしても、ライザーの不具合がすべての原因だ」です。